畳に発生しやすいダニの種類とは?駆除方法と対策をご紹介!

畳のお部屋が一間でもあるとい草独特の癒し効果とクッション性から家族団らんのスペースにはもってこいだと思います。

素肌で触れる畳だからこそ、ダニなどの不安を解消し安心してご利用いただくためにこの記事を書きました。

布団などは乾燥機にかけてしまえばいいですが畳はそうはいきません。

今回は畳にダニが発生する原因とその種類、発生してしまったときの駆除方法と対処法をご紹介いたします。

畳にダニが発生する原因

まず、畳には人の髪の毛、フケ、垢、お菓子や食べ物の食べカスといったダニの大好物が大量に落ちています。これらを放置していると、ダニがエサとして食べて繁殖していくのです。

 

お菓子や食べ物の食べかすは落とさないように注意することができます。しかし、髪の毛、フケ、垢は新陳代謝によってどうしても落ちてしまうものなので仕方ないですよね。完全に防ぐことは難しいので、気づいたときに掃除していただくことが必要になります。

ダニが発生する条件とは?

1.温度が2030 (特に30前後)

 

2.特湿度が6080%以上 (70%前後)

 

3.アカ・フケ・食べカス・髪の毛などといった養分となる                   汚れが落ちている

 

上記の条件が揃うとダニが繁殖してしまいます。

 

ダニ発生の可能性がある環境

 

・畳の上に絨毯やカーペットを敷き詰めている

 

・和室で洗濯物を部屋干しする

 

・過度に加湿器を使用する

 

・お菓子などの食べこぼしをする

 

・水分を多く含んだ雑巾で水拭きする

湿気が籠ってしまうとダニの生活環境に適した湿度になりやすく、ダニの好物である人間の皮脂や食べこぼしも発生原因になります。

 

2.畳に発生する虫の種類

 

畳の上に発生する虫は種類も多数です。目に見えないものがほとんどで対策もそれぞれ違いますのでご参考にしてみてください。

 

ダニ類

ヒョウヒダニ

アレルギーの原因となりやすいのがこのダニです。一年中発見され、絨毯やカーペットなどに多く発生します。このダニの死骸や糞がアレルギー性疾患の原因になります。温度は約30℃ほどで、湿度60~80%の環境を好みます。対策としては掃除機かけが一番効果的とされています。

 

ツメダニ

梅雨の時期に増殖します。吸血はしませんが、たまに人を刺して体液を吸うこともあり、これが刺咬症の原因になることもあります。

 

シバンムシ

発見されることが多いのがこのシバンムシです。赤色で丸い形が特徴です。チャタテムシとは異なり、乾燥植物質のものを好み、乾麺や穀類、ペットフードなどを好んで食べます。咀嚼する力が強く、加工食品の包材に穴をあけて侵入することもあります。

乾麺などの保管時にはジップ式の物を使用することや、冷蔵庫で保管することをおススメします。

 

チャタテムシ

体長は1~3ミリメートルほどで、肉眼で見ることは難しいです。カビを好物とし、湿気が多い時期に発生しやすいです。本や壁紙、ダンボールや茣蓙なども食べてしまいます。対策としては乾燥させることや防カビ対策などが有効です。

3.ダニの駆除方法と対策

畳にすでにダニが発生している場合の駆除方法

ダニの駆除方法はいくつかありますのでご家庭で取り組みやすいものから順にお伝えしていきます。

 

駆除方法①掃除機で吸う

掃除機を畳の目に沿って優しく丁寧にかけてみてください。

畳の上に落ちている皮脂や髪の毛、食べこぼしはダニの餌になるので駆除と防止に繋がります。

目に逆らってかけてしまうと畳表が傷みやすいので注意してください。

 

駆除方法天日干し

畳は定期的に天日干しするようにしましょう。畳に溜まった余分な湿気を逃がし、乾燥させることでダニを住みづらい環境にします。

春から秋にかけての暖かい時期に行うのがオススメです。

畳の裏面が日光に当たるように干すのがポイントです。

 

ご自分で畳を上げるのが難しい、また干す場所や時間がないといった場合、最近では畳乾燥機といった熱消毒専用の設備を持った畳屋さんも多いです。約90℃の熱で90分乾燥させることで現在発生しているダニやカビは完全に死滅させることができます。

ご相談されてみるのも一つの手かもしれません。

 

駆除方法③駆除業者に依頼する

ダニが大量発生してしまっている場合、市販の防虫スプレーでは駆除しきれない可能性があります。

完全に駆除したいということでしたら専門業者さんへのご依頼が安心です。原因と対策まで調査してくれます。

 

駆除方法④畳替え

ダニが大量発生している時には、畳を交換するという選択肢もあります。とくに以下のような状況の場合は、新調もしくは張替えをご検討されてもよいかもしれません。

 

  • 畳の寿命(15~20年)が過ぎている
  • すでにカビが生えている、もしくはカビ臭い
  • ささくれが服につき、畳と敷居の間に隙間ができている。

 

ダニが発生しないための対策

1.カーペットや上敷きはできるだけしかない

畳の日焼けを防ぐため、カーペットや上敷き、絨毯を敷き直射日光を回避されている方も多いです。しかしダニが住みやすい環境を作り出してしまうためあまりお勧めではありません。

畳の上に敷物を敷いてしまうとい草が呼吸できない状態になり湿気が溜まり、気温が上昇する季節になるとダニやカビが発生してしまいます。

 

2.定期的に換気をする

  • 湿気は、ダニが繁殖する大きな原因のひとつ。できる限り湿気を取り除くために、以下のポイントに注意しましょう。
  • ・畳のある部屋で部屋干しをしない。
  • ・加湿器を長時間稼働させない。
  • ・定期的に部屋の空気を入れ替える。
  • 畳を乾燥させることは、ダニだけでなくカビの予防にも繋がりますよ

     

    3.掃除機でこまめにお掃除

    駆除方法にもありましたがダ二は人間の皮脂、髪の毛、食べこぼし、ごみなどを養分として繁殖していきますので事前に掃除してキレイな状態を保っておくとダニが発生する可能性は減少するでしょう。

     

    まとめ

     

    畳にダニが多い1番の理由としてはホコリ、フケ、食べ物のカスなどダニの養分が豊富で気温も適切で快適に暮らせる環境があるからです。

    ダニはアレルギーに原因にもなり、種類によっては直接害を及ぼすものもあります。その為、定期的な天日干しや掃除を行うか、ダニを増やさないように対策を取るのが効果的です。

    また、ご自身では難しい場合や確実に駆除したい場合はプロの業者に依頼されるのも一つの手だと思います。アレルギーにお悩みの方は苦労されていると思いますのでご検討してみてください。

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