畳を上げて掃除した後、新聞紙は敷くべき?床下からの冷気を防ぐシートをご紹介

新しい畳を敷きこむ前に座板の上に新聞紙は敷いた方がいいかご質問をいただきます。

以前は畳の下に新聞紙を敷くことは良いこととされていましたが現代の住宅構造ではどうでしょうか。

今回は畳と座板の間に敷く新聞紙の必要性について書いてみましたので最後までお読みいただけると幸いです。

以前は当たり前だった!畳の下に新聞紙を敷いていた理由

畳を工場に持ち帰る際、畳を上げて見ると半分くらいのお宅で床上に新聞紙が敷いてあります。

敷いてある新聞紙のスポーツコーナーを見て懐かしい気持ちになるのは畳屋あるあるだと思いますがそもそもなぜ新聞紙が敷かれていたのでしょうか?

畳は長い間使っていると湿気と乾燥を繰り返し少しずつ収縮していきます。そのため床下の構造が昔ながらの日本家屋のように通気性を意識して座板を並べた構造の場合、すき間風が上がってくる恐れがありました。新聞紙を敷くことによって隙間風を防ぐことが一つの理由です。

また、以前の新聞紙のインクには虫を寄せ付けないという効果があるといわれており、防虫効果を持っているとして敷かれていました。(現在はインクが変わっています。)

新聞紙を敷く必要はある?

最近の住宅の場合、床下にはコンパネが敷き詰められており隙間がないので新聞紙を敷く必要はありません。

また、床下の板に隙間がある場合でも新聞紙はあまりオススメ出来ません。

新聞紙は湿気を吸収しますがはき出さないため長い間敷きっぱなしにしておくとカビやダニの原因にもなりかねません。

以前のように年に一度は畳を上げて大掃除をするという習慣が残っていれば別ですが基本的には畳の下に新聞紙は敷かない方が良いでしょう。

新聞紙の代わりとなるシートとは

床下からの隙間風や湿気がきになる場合は床下専用のシートを敷くのが効果的でしょう。

ご自宅の状況にもよりますが隙間風や虫が上がってくるのを防ぎたいといった場合は防虫シート、湿気やダニ対策ということなら竹炭を使用した竹炭パワーシートという商品があり、それぞれ用途に応じて施工させて頂いております。

竹炭シートについて

まとめ

基本的に畳の下に新聞紙を引く必要はありません。

もし畳を替える時に気になる点や現状の畳を使っている中でのお悩み事があれば畳屋さんに相談してみましょう。

状況によっては何も敷かなくて良い場合もありますし上記以外にも沢山の機能性シートがありますのでお悩みの解決につながるでしょう。

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