赤ちゃんも一安心!和室の畳に生えたカビの掃除方法をご紹介
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こんにちは!福山市駅家町で畳店をしている甲斐康佑と申します。
ご自宅に畳の部屋があるとゴロゴロとくつろげますし、クッション性があるのであかちゃんがいるご家庭でも重宝しますよね。ハイハイの練習にはもってこいだと思います。
ですが梅雨時期など気が付けば畳にカビが生えていたなんて経験をされたことはないでしょうか?
実は 10 年~20 年ほど前と比べて気温や湿度などの環境の変化によってカビが発生しやすくなっております。
ここではカビが発生する原因と発生した時のお掃除方法についてお伝えいたします。
和室に入ってびっくり!畳にカビが生える原因とは?
カビが発生する場所
主に畳の表面に縫い付けてある畳表に発生します。畳表は有機質のい草を織り込んで作られています。
い草は空気や湿度を吸収し吐き出すという性能があり空気清浄機のような働きをしてくれています。
しかし湿気を多く吸いすぎてしまうとい草が呼吸できなくなってしまいカビとして表面上に出てきます。
とくに新しい畳は古い畳にくらべて養分があり呼吸する力もつよいので替えてから最初の
1~2 年はカビが繁殖しやすいのです。
カビが発生する原因
カビが発生するのは「養分」「湿度」「気温」の3つの条件が揃ったときに発生します。
部屋の気温が 25℃以上、湿度が70%を超えた状態が長時間続くとカビが繁殖しやすくな
ります。
カビが発生しやすいケース
・洗濯物を和室に部屋干ししている
・加湿器を必要以上に使っている
・窓や襖を常時締め切っている。
・布団を敷いたままにしている。
このようなケースが長期間続くと湿気も溜まりやすくなりますので、ご自宅の和室が似たような状況になってないかチェックしてみてください。
畳にカビが生えたときの掃除方法をご紹介
まずは必要な道具を準備しましょう。
・手袋
・マスク
・市販のエタノール
・雑巾
・使わない歯ブラシ
・霧吹き
・掃除機
エタノールをお水と7:3で割り、霧吹きに入れて準備オッケーです。
お掃除中はカビの胞子が空気中に舞うのでしっかりマスクと手袋をつけましょう。
1.窓を開け空気を入れ替え、畳を乾燥させましょう。
扇風機やエアコンがある場合は除湿機能を使うと効果的です。
2.霧吹きに入れたエタノールをカビの生えた箇所に吹きかけましょう。
3.15 分~20 分ほど乾燥させます。
4.カビが畳表の目に入っている場合、ブラシなどで表面を擦り掻き出します。
掻き出したカビは掃除機で吸い取りましょう。
5.エタノールを吹きかけながら乾いた雑巾で畳の目に沿って拭き取っていきましょう。
6.全体をしっかり乾燥させてください。
畳のカビ対策で赤ちゃんにも優しい子育てスペースを
カビは上記の 3 要素が揃うと繁殖しますが逆に一つでも条件が揃わないと発生を抑えることができます。
ここでは普段からできる畳のカビ予防のポイントをお伝えします。
・気づいたときにお掃除を!
食べカスや皮脂といった汚れやホコリも栄養分になりやすいのでこまめに乾拭きや掃除機をかけるとよいでしょう。
・絨毯などは敷かずそのまま使いましょう!
イ草も呼吸をしています。カーペットや絨毯を敷き詰めてしまうとイ草が呼吸できなくなり湿気を吐き出せないためカビの原因になります。敷いていても定期的に上げて掃除することで予防に繋がります。
・晴れた日は窓を開けて空気の入れ替えを!
天気の良い日は窓を開けて空気を入れ替えて湿気がこもらないように換気しましょう。
梅雨時期は扇風機や除湿器などを使うとより効果的です。
まとめ
家族団らんや子育てスペースの畳に万が一カビが生えてしまったらやっぱりいい気分はしないですよね。
今回は和室の畳にカビが生える原因とお掃除方法、予防法をご紹介していきました。
畳を長く使いたいとお考えの方は正しいお手入れ方法を実践してきれいに保っていきましょう