アレルギー症状の原因は何?畳にできる予防対策とは!
和室は家族でゆったりとくつろぐことのできる癒しのスペースです。また、小さい子どもや赤ちゃんを子育てするスペースとしても広く認知されてきています。
ですが、お子様がアレルギーをお持ちのお母様の中には畳がアレルギー症状の原因になると不安に思われている方も多いことでしょう。
そこで今回は少しでも和室を快適にご利用いただくためのアレルギー対策などをまとめておりますので参考にしていただけますと幸いです。
アレルギーっていったい何?畳との関係性は?
人間の体には細菌・ウイルスなどから身を守るために「免疫」という機能が備わっています。
この免疫の働きが生活習慣や環境の変化から人間の体と合わなくなり、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こしてしまう状態を「アレルギー」と言います。
そしてアレルギーが発生する原因となる物質のことを「アレルゲン」といいこれが畳に付着し何らかの経路で体内に入ることが原因でアレルギーが発生します。
人によって症状は違いますが主に咳・めまい・痒みといった症状がみられます。
畳に付着したアレルゲンたち!原因はこれ!
アレルゲンには「吸収性アレルゲン」「食物性アレルゲン」「接触性アレルゲン」の3種類がありますが畳には水分や酸素を吸収する特徴があるので主に室内の吸収性アレルゲンが付着していると考えられます。
吸収性アレルゲンにはホコリ・カビ・ダニ・ペットの毛・ホルムアルデヒド(建材に使用される化学物質)などがあり放置したままにしておくことでアレルギーが起こりやすくなります。
ですがこのようなアレルゲンさえ畳から取り除いてしまえば畳でのアレルギーの発生を最小限に抑えることができるでしょう。
これで赤ちゃんも安心。畳が原因で起こりうるアレルギーへの対策
こちらでは畳アレルギーへの対策をご紹介していきます。
カビ・ダニ予防を徹底しましょう
カビは気温が25℃~30℃、湿度が65℃以上、養分が揃うと繁殖してしまいます。
ダニも湿気を含む場所を好み畳の上で生活をしていると餌となる皮脂や食べかすが落ちているため畳はちょうどよい住処になります。
下記は効果的なお手入れ方法になりますのでぜひお試しください。
- 畳の目に沿って掃除機をかける
- 晴れた日は窓を開け空気の入れ替えをする
- 絨毯やカーペットを敷き詰めない
- 湿気をため込まないよう除湿器をかける
- 座布団やぬいぐるみも天日干しまたは洗濯する
- 畳を天日干しする
- 業者に依頼して乾燥機で駆除してもらう
まとめ
畳自体がアレルギーの原因ではなく畳に付着したアレルゲン(カビやダニ)が原因でアレルギー症状が発生している。
定期的に畳の掃除を行い、換気と除湿をすることでアレルゲンであるカビ・ダニの予防になり畳アレルギーの一番の予防になるでしょう。