上敷き買うなら畳店?ホームセンター?購入時のポイントをご紹介します。
そもそも上敷きとは?
上敷きはイ草を織り込んで作ったゴザの端に畳縁を縫い付けた敷物のことを言います。
本来は畳から日焼けや汚れを守るために敷くカーペットのような役割ですが畳を張り替える代わりに敷くというケースもあるでしょう。
上敷きは基本的に両面使えるリバーシブルなので数年使用した後、裏側を使用することも可能です。
畳に上敷きは必要?敷いた後の注意点とは
上敷きは畳から日焼けや汚れを守るという優れものですが畳にとって必ずしも敷いた方が良いものとは言えません。
どうしても上敷きを敷きたいという場合はいくつかの注意点を確認して敷くようにしましょう。
原則として新しく張り替え・新調されてすぐの天然素材の畳は上敷きやカーペットといった敷物は敷かない方が良いでしょう。
天然のイ草は空気の吸収や放出・湿気を調節する性質があるため、湿度が高いと湿気を吸収し続け、カビが発生してしまいます。
養分がたっぶりある状態で上にものを敷かれるとカビの発生率も高くなってしまいます。
また、湿気が溜まりダニの温床になりやすいため畳が青々しい状態からある程度乾燥した後に敷くのがベストでしょう。
敷物があることで非常にゴミやホコリが溜まりやすくなります。食べかすやホコリなどはダニやカビの一番の原因ですので時々ゴザを上げて掃除機をかけるなどお掃除を心掛けましょう。
購入するなら畳店とホームセンターどっちがお得?
上敷きを購入するルートとして最近では畳店だけでは無くホームセンターや通販など様々な購入手段があります。
実際の所どこで購入すると何が違うのでしょうか?それぞれのメリットがあると思いますが一番目に付く違いはサイズではないしょうか。
大きさ、品質は気にせず部屋の中に収まればいいという場合であれば既製品を販売されているホームセンターがお得かもしれません。
値段もリーズナブルですしお部屋のサイズさえ間違え無ければ問題ないでしょう。
ただ、ホームセンターで江戸間6帖と書かれて販売されているものがご自宅の6帖間のお部屋にきっちりはまるとは限りません。
実際にホームセンターで購入したものの敷いてみるとサイズが足りなかったというご相談はよくあります。
畳屋さんに依頼するメリットとしてはお部屋のサイズを採寸しちょうど良い大きさに合わせて製造してくれることでしょう。
また、取り扱いしているゴザの品質がホームセンターの既製品と比べい草の品質が高いのでささくれもでにくく耐久性があります。また、別途料金が掛かる場合もありますが敷き込みをお願い出来るという点が大きなメリットになります。
上敷きは畳と違ってたるみが出てしまうため敷き方で見栄えが大きく変わってしまいます。
また、家具がお部屋にあるなど、一人での敷き込みが難しい場合は畳店への依頼も一つの手でしょう。
まとめ
畳は天然の床材のため使っているどうしても日に焼けたり痛んできたり消耗していくものです。
ですが畳は本来日に焼けてからが飴色に焼けて美しさに味が出てくるものです。
上敷きなどを使用して上手く汚れを防ぎつつ綺麗に、美しく長持ちさせていきましょう。
どこで購入するか迷うという場合はまずはメジャーでお部屋のサイズを測るところから始めましょう。
ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。