畳にできた凹みの直し方とメンテナンス方法について
和室の家具を移動させてみると椅子や机の重みで畳にへこみができてしまった!こういったお悩みはよくありますよね。
へこみといっても椅子の脚でできたものからサイズの大きなタンスで付いてしまったものまで色々ありますが小さなへこみでしたら状態によってはお家で修復することも可能です。
今回は畳にできたへこみの直し方と長持ちさせるメンテナンス方法をご紹介いたします。
畳のへこみを自分で直す方法をご紹介
畳が部分的にへこんでしまったときの補修方法
用意するもの
・霧吹き
・固く絞った雑巾
・アイロン
・ドライヤーまたは扇風機
まずはへこんだ部分に霧吹きをかけ湿らせます。吹きかけ過ぎると乾きづらくシミになる恐れもありますので表面に水滴が付くくらいで大丈夫です。
3分ほど待ちイ草に水分が染みこんできたところで患部に固く絞った雑巾をおき、上から暖めたアイロンで抑えていきます。
度々雑巾をめくりへこみ具合を確認しながらアイロンを繰り返しへこみが気にならなくなったら湿った部分をドライやーまたは扇風機でしっかり乾かしましょう。
注意点としては畳が青いうちは変色する可能性もありますので日に焼けてからの補修がオススメです。
大きなへこみは諦めるしかない?畳のへこみを直すメンテナンス方法。
「畳がへこんでいるし新調した方がいいですか?」畳替えをご検討中の方に時々こういったご相談を頂きます。
畳は踏んで歩くものなので長く使っていると段々と畳床が柔らかくなりどうしてもデコボコができてしまいます。
また、タンスやベッドなどを動かした後には大きなへこみはできてしまうこともあり、さすがに霧吹きやアイロンを使っても元通りにはなりませんし、畳替えをご検討中だとそのような畳床はもう使えないと判断してしまうかもしれません。
ですが必ずしも畳に大きなへこみがあるからといって敷いてある畳を処分し新しい畳を新調するしかないというわけではありません。
畳は表替え(張替え)というメンテナンス方法の作業工程で畳床にイ草やゴザの切れ端を縫い付けある程度デコボコやスキマを補修することができます。
畳の使用年数が15年~20年以上たっている場合や畳床自体が寿命を迎えている場合は費用対効果を考えても新調された方が良い場合もありますが、まずは信頼の置ける畳屋さんに相談してみて畳を上げてもらい畳床が丈夫か確認してもらうと良いでしょう。
畳床さえしっかりしていれば使用年数関係なく表替えすることが出来ます。
まとめ
畳にへこみができてしまったときはショックなものですが、小さいへこみなら補修も出来ますので諦めずこちらを参考に手直ししていただけると幸いです。