畳の敷き方には順番がある?畳の裏に書いてある文字や番号の意味とは?

大掃除をするために畳を上げたけどいざ畳を元に戻そうとすると上手くはまらなかったり隙間ができたりというのはよくあるお話です。

今回は畳を敷く順番について解説していきます。

畳は全部サイズが違う!場所を示す文字や番号

パッと見ただけではわかりにくいですが畳は1枚1枚すべてサイズが違います。和室の敷居のゆがみに合わせて隙間ができないように畳を製造しているためお部屋の壁側に面する寸法はだいたい真直ぐではありません。

そういった理由もあり畳にはそれぞれ定位置が決まっており、違った場所に敷いてしまうと隙間ができる場合やサイズが合わず入らない場合もあります。

そこで畳の場所を迷わないように製造時に裏面に場所を示した文字や数字を記入することが畳屋さんでは一般的になっているのですが畳屋さんの専門用語のため一般の方が見てもわかりにくいため「畳を上げて掃除をしたけど元通りに戻せない」といった事例も多いのです。

畳を敷く順番をご紹介

まず畳の向きですが基本的には字頭が部屋の内側を向いている方にしいていきます。

裏書の文字は丈先・丈元・枕・中・川中という構成がほとんどです。

写真のようなお部屋の場合だと畳を敷く順番は①北丈先・丈元②西枕・東枕③中・川中という順番になります。

また、数字が書いてある場合で6畳間だと①丈先②丈元③枕④川中⑤枕⑥中という順番になります。

8畳間の場合は①丈先②丈元③枕④丈先⑤丈先⑥枕⑦中⑧中という順番の場合が多いです。

ただ、当店付近のエリアはこの敷き方がほとんどですが地域や職人さんによっても表記や数字の配置が変わるため100%とは言えません。ですが基本的には似ている部分があるので敷き方に迷ったときは参考にしていただければ幸いです。

畳を敷く場所が迷わないための予防法

迷わない方法として一つは畳を替えたとき業者さんに畳の下の床や別紙に場所を記入しておいてもらうと安心です。

また、ご自身で畳を上げた場合も、裏書を床下に書くなど工夫しておくと良いでしょう。

畳の裏に文字がない場合は側面に記入してある場合もあるのでよくチェックしてみてください。

まとめ

地域や職人さんによって畳の裏書は違いますが敷いていく順番はだいたい全国共通です。

万が一上手く入らない場合は向きや場所が違う可能性があります。いざという時にご近所に相談できる畳屋さんを探しておくとスムーズに解決できるでしょう。

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