障子の張り替え講習を開催しました。

先日、障子を自分で張り替えてみたい。そういった方を募り福山市山手町で障子の張り替え講習を行いました。

 

以前は、自宅の障子は自分で張り替えるという方も多かったですが最近では、だんだん少なくなってきたように思います。

 

今回は時間に限りがあるため紙をはがして乾かした状態からスタートしました。

 

ホームセンターで購入できる必要な道具なども紹介しておりますので参考にしてみてください。

障子の張り替えに必要な道具

 

  1. 新しい障子紙
  2. のり(障子紙専用)
  3. カッターナイフ
  4. 定規(できれば金属製)または地べラ
  5. スポンジまたは布
  6. 刷毛(はけ)

 

張り替え手順

 

古い障子紙を剥がす

 

障子を外して大きめの机や台など平らな場所に置きます。

はけに水を付け、障子の裏側から紙を湿らせて数分待ってから剥がすと簡単に取れます。

紙が残ったり、のりが付着している場合は、スポンジや布で水を使って湿らせきれいに拭き取りましょう。

 

外に広い場所があり、水道が近くにある場合は水洗いしても良いでしょう。

 

枠を掃除する

 

古いのりや紙の残りを完全に取り除きます。

きれいな乾いた布で枠を拭き、乾燥させます。

 

のりを塗る

 

木枠が乾燥したら障子紙を貼る面に均等にのりを塗ります。刷毛を使うと均一に塗ることができます。

のりを使わずに、両面テープを使うことも可能です。この場合、テープを枠の桟(さん)の上に貼り付けます。ただし、次回剥がすときに大変なのでおススメではありません。

 

障子紙を貼る

 

のりを塗った枠の上に新しい障子紙を慎重に乗せ、桟に合わせて貼り付けます。

紙がたるまないように軽く引っ張りながら貼り付けます。

 

障子紙を貼った後、きれいな手で優しく押さえて、しわや気泡を伸ばします。

桟についた障子紙を外へ外へ伸ばすように空気を抜いていきます。

 

余分な紙を切り取る

 

定規・ヘラを使い余分な紙をカッターナイフで枠に沿って切り取ります。

 

しわを伸ばす

 

のりがある程度乾いた頃にシワを伸ばすための霧吹きをします。

障子を立てかけ均等になるように全体に霧を吹きかけます。

 

貼ったばかりの障子はシワが出来やすいですが水分を吸うことで紙が伸びてピンと張ります。

 

乾燥させる

 

貼り付けた障子紙がしっかりと乾くまで待ちます。通常、1~2時間ほど乾燥させます。

 

障子を元に戻す

 

最後に、障子を元の場所に戻して完成です。

 

これで障子の張り替えが完了です。最初は少し手間取るかもしれませんが、何度か繰り返しコツをつかんでくると慣れてくると思います。

 

 

障子の張り替えの適齢期は2年から5年とされています。もちろん日当たりや湿度、紙の質にもよりますが経年劣化していくものです。

 

新しければお部屋も見違えるほど明るくなりますので是非、障子の張り替えでお困りの場合は、当店までご相談ください。

 

 

(株)甲斐畳店 広島県福山市駅家町倉光78-5 

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